オリックス4番・杉本裕太郎は「社会人発掘メソッド」の“1等宝くじ” 決勝2ランで日本S王手に導く

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 そんな中、オリックスが目を付けた。

 オリックスは下位で社会人を指名し、うまく戦力にしている。近年では14年7位・西野(JR東日本=内野手)、同8位・小田(日本生命=外野手)、17年8位・山足(ホンダ鈴鹿=内野手)らが活躍。今年のドラフトでも6位で横山(セガサミー=投手)、7位で小木田(TDK=投手)を指名した。

「オリックスのスカウトの要職を務める牧田勝吾編成副部長は、日通名古屋から01年11位でプロ入り。00~02年までの3年間は今の育成契約のような形で、主に社会人を契約金ゼロで指名したこともある。一軍でケガ人が出たときなど穴埋めをしてくれる選手がいれば、選手層は厚くなる。レギュラーを取れれば万々歳です。選手にしても、少ないチャンスをものにして、下位指名から這い上がろうというモチベーションも高い。全スカウトが社会人を目を皿のようにして視察しています。杉本は1等の宝くじが当たったようなものですがね」とは、球団OBだ。

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