日本ハム1位・達孝太 プロ野球選手を志した父の助言の意図
達孝太(投手・17歳・天理)=日本ハム1位
今年のセンバツで天理(奈良)をベスト4に導いた。ネット裏のスカウトの多くから「将来が楽しみな素材型」と評価された達が育ったのは大阪府堺市にある一軒家。
「建てたのは10年ほど前です」と、父・等さん(45)はこう語る。
「孝太が長男で、3人目ができた時にマンションからこちらに。リビングには180センチ×60センチほどの貼り鏡があってシャドーピッチングや、天井からはネットを吊るしてバッティング練習ができるようになっています。立地にも恵まれました。家の前には壁もあり、そこに向かって練習できたのも今につながっていると思います」
194センチ、体重88キロという恵まれた体が育まれたルーツは幼少期にあった。
「2歳の時に、健康のために週3回ほど水泳教室に通わせました。妻には疲れさせてよく寝かせようという算段もあったのかな(笑い)。水泳が終わったら毎度バニラのソフトクリームを買っていて、口を汚さず器用に食べていたのが印象に残っています。これで栄養も取れただろうし、家に帰るとぐっすり寝てくれたのでその習慣が良かったのかもしれません」(等さん)