“イチロー効果”で国学院久我山もセンバツVあるか?昨年指導した智弁和歌山は21年ぶり全国制覇
自ら走って実践してみせると、こう続けた。
「僕の足は内側(内股)に見える。外側にひざが回ると動きはロスする。意識するだけで変わる。何日かでできることはないけど、考えないと永遠にできない」
■三振しない最後のテクニック
イチロー講座は続く。その後、フリー打撃で実演。打ちながら右方向に切れるファウルには「大きく曲がるのはダメ。(右肩が開く動作で)こうなっている」とニヤリ。打撃練習で、捕手を務めた選手から「見逃しそうなところから振っている」と聞かれると、「見逃すと思ったらバットが出てくる。手が最後に出てくる。手がキープできている証拠。どうやってそこ(内角高めの厳しいところ)をファウルにするか。最後のテクニック。(追い込まれた状況で)次のチャンスを得るための技術。ゲームでそれができたら、すごく強い。右バッターでそれができたのがジーター。詰まらせてここ(後ろ)に残るのが特徴。今の時代、減ってきている。(メジャーでは)1番から9番までバーンとやる打者が多くなっている。(できていたのは)マイク・スウィーニー、マイケル・ヤング。(今なら)ブラントリー」とメジャーリーガーの名前を挙げて説明した。