鈴木誠也に“Rソックスがピッタリ”と複数メディア…本拠地ファンのエリート気質が重圧に
■かつてのエースも主砲も
「本拠地のボストンは治安が良く、全米で住みやすい都市のひとつとされています。周囲にハーバード大学やマサチューセッツ工科大学のある学術都市として知られていて、基本的にインテリのエリートが多い。プロスポーツ選手に対する敬意が希薄な一方で、期待を裏切ったときはそれこそボロクソにたたく。ボストン・ヘラルドとボストン・グローブが地元の2大紙ですが、レッドソックスの主力選手とは代々、険悪な関係にある。
かつての主砲のマニー・ラミレスもエースのペドロ・マルティネスも両紙とは折り合いが悪く、2人ともメディアにたたかれるのが嫌でチームを出たがっていたくらい。実際、ペドロはFAでメッツに移籍したし、マニーは『ここにはプライベートがない』と発言してドジャースに放出された。ファンも自軍の不甲斐ない選手に対して、当たり前のようにブーイングを浴びせます」
まして鈴木はすでに“並”の選手ではない。Rソックスに加えて同地区のヤンキースも争奪戦に加わっていることで、本人の意思とは関係のない部分で相場がグングンとハネ上がり、すでに「総額100億円超」のウワサすらある。
期待度も同様に膨らんでいるだけに、Rソックスで年俸に見合うような活躍ができなかったときの反動がとてつもなく大きくなるのは火を見るより明らかだ。