北京冬季五輪ではドーピング違反続出か…高精度の新検査で“禁止薬物逃れ”を徹底摘発

公開日: 更新日:

 北京五輪ではドーピングも問題になりそうだ。組織委は世界反ドーピング機構(WADA)と連携してコロナ同様、徹底した検査体制を敷いている。

 特殊な薬物を使ったドーピング逃れが日々、進化しているように、ステロイド(筋肉増強剤)などの禁止薬物の検出方法も日進月歩だ。WADAでは禁止薬物逃れを摘発するため、今大会から新たな検査手法を導入。検査対象のアスリートの負担を減らすため、指先や耳たぶなどから採取した少量の血液で薬物を分析できるもので、昨年の東京大会で試験的に導入し、検査の精度の高さは実証済みだという。

 夏季五輪ほどではないにしろ、冬季五輪でもドーピングが発覚するケースは少なくない。2014年ソチ五輪は、ロシアによる国ぐるみのドーピングで同国の選手を中心に50人以上の違反者を出している。

 冬季競技ではアイスホッケー、ボブスレー、スピードスケートなどで毎回のようにドーピングが発覚している。検査が簡素化された上に精度が増した今大会はコロナ感染同様、ドーピング違反も続出しかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  2. 2

    旧ジャニーズ“復活”で女帝復権か…米国でスルー状態のTravis Japanを日本メディアが一斉ヨイショの裏

  3. 3

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 4

    巨人、阪神などライバル球団が警戒…筒香嘉智に復活気配、球際の弱さからの脱却

  5. 5

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  1. 6

    甲斐拓也だけじゃない!補強に目の色変えた阿部巨人が狙うソフトバンク「Cランク」右腕の名前

  2. 7

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  3. 8

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  4. 9

    番長・三浦監督の正体《サラリーマン、公務員の鑑のような人格》…阪神FA移籍せず残留の真意、堅実かつ誠実

  5. 10

    カトパン夫の2代目社長は令和の“買収王”? 食品スーパー「ロピア」の強みと盲点