北京冬季五輪は「審判も敵」に 平昌フィギュアでは中国人ジャッジが不正で資格停止2年

公開日: 更新日:

 元共産党幹部に性的関係を強要された女子テニス選手消息不明の一件では、中国とIOCがべったりなことを世界中が認識した。そもそも雪のない北京で、人工雪を敷き詰めて冬季五輪を開催すること自体おかしな話だが、中国が経済大国にのし上がった今、その気になれば金と政治の力で何でもできる。米国への強気姿勢を崩さないのも経済力があればこそだ。

■敵はコロナとライバルだけじゃない

「中国というより、習近平国家主席に自分の銅像まで建ててもらい、現地では下にも置かない厚遇でもてなされているであろうIOCのバッハ会長。その『おもてなし』が競技団体の幹部には及ばないと誰が断言できるか。習近平はメダルの数は気にしていないと言っているが、コロナを抑え込めば北京五輪は成功とは思っていないでしょう。露骨なことはしないまでも、もしも中国寄りのジャッジが問題になってもIOCは聞く耳を持つか疑問だし、多くの国がそう思っているのではないか」(ある競技団体の元役員)

 コロナ禍の中、五輪のメダルを夢見て練習を重ねてきた世界中の選手たち。北京でおかしな採点に困惑しなければいいが。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方