ロッテ佐々木朗希「3年目の進化」の秘密 2月上旬で157キロ、制球力も格段の安定感
「昨年の終わりぐらいから手が付けられなくなってきたけど、ひと冬越えて……正直、スケールが違う。これだけのボールをもっているのに、安定感が増している」
7日、ロッテの石垣島キャンプを訪れた侍ジャパンの栗山英樹監督がこう言って仰天した。3年目を迎えた右腕・佐々木朗希(20)に関してだ。
ブルペンで打者を立たせて30球。変化球も交えた投球練習では、ストレートが157キロをマークした。2月上旬のこの時期、これだけの球速が出るのだから、本格的に肩が温まる開幕後はいったい、どれくらいの球速が出るようになるのか。おまけに「安定感」まで増したとあっては、栗山監督ならずとも末恐ろしくなる。
「佐々木はオフの間にかなりパワーアップしています」と、ロッテOBがこう続ける。
「これまで、あまり熱心にやらなかったウエートトレーニングに力を入れるようになったと聞きました。昨季、11試合に先発したことで、改めて体力をつける、特に下半身を鍛える必要性を痛感したのでしょう。オフの間は都内のジムに通い、入念に筋トレをやったといいますからね」