中日・根尾は今季が剣が峰…昨季は起用法めぐりコーチ猛反発で「失われた1年」に

公開日: 更新日:

 はや4年目だ。

 大阪桐蔭時代は投手に加えて遊撃と外野もこなし、2018年ドラフトで4球団が競合。しかし、プロ入り後は結果を残せず、昨季は72試合に出場しながら打率.178、1本塁打、16打点に終わった。

 ある中日OBは「根尾の育成は球団の抱えている課題。実は……」と、こう続ける。

「前任の与田監督は昨季、『今年は何が何でも根尾を一軍で使い続ける』とチーム内でブチ上げたんです。ところが、7月に入って一部コーチが『成績が伴わない選手を使う意味があるのか』と猛反発。このコーチを含めて何人かの反対に遭い、方針転換せざるをえなかった。しかし、どんな選手だって、試合をこなさないと成長はしない。まして根尾は将来のスター候補。だからこそ与田監督は批判を度外視しても、根尾の成長を促すべきでした」

 プロ野球のコーチは基本1年契約。与田監督は3年契約の最終年だったこともあり、若手に足を引っ張られて指揮官がクビになろうものなら、自分もとばっちりを受けると思ったのだろう。とはいえ、根尾を使おうが使わまいが、チームは5位。根尾起用に猛反発していたコーチもクビになった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  1. 6

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  2. 7

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」

  3. 8

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 9

    広末涼子とNHK朝ドラの奇妙な符合…高知がテーマ「あんぱん」「らんまん」放送中に騒動勃発の間の悪さ

  5. 10

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性