西郷真央も“貯金”に助けられ3勝目…国内女子プロが露呈した悪条件下での深刻実力不足

反省材料多い最終日のプレー（西郷真央）／（Ｃ）共同通信社

　雨が降るとランで距離を稼ぐことができず、女子プロにはスコアメークが難しいのがよくわかる。

「大会は3日目が終わった時点で、西郷の優勝はほぼ決まったといってもいいでしょう。悪条件になると女子プロの本当の実力が露呈するのは、ツアーに難易度の高い会場が少なく、やさしい設定で試合が行われているから。精度の高いスイングが身につかないのです。悪天候になればすぐに中止にしたりと、協会も日ごろから選手に甘い。コンディションが悪くても、アマチュアがマネできないゴルフをするのがプロの仕事。だから高額賞金がもらえる。プロスポーツは見せてナンボの世界ですが、下手なゴルフを見せられたら、女子プロ人気も長くは続かなくなります」（評論家・宮崎紘一氏）

　雨が降ればスコアが悪くなる、ではアマチュアとたいして変わらない。