T・ウッズはマスターズ2日目序盤の乱調に耐えて予選通過!「優勝のチャンスはある」
【マスターズ】第2日
「オーガスタではいい日が続かないことは、よく知っている」
タイガー・ウッズ(46)の不安が的中するような2日目だった。
1アンダー10位発進の2日目は、前半からショットがブレてスコアを崩していった。出だし1番はティーショットが右バンカーにつかまり、パーオンを逃すと3メートルのパーパットを決められずにボギーが先行した。
そして3番から3連続ボギーと“乱調”に歯止めが利かなかった。
昨年2月に自動車事故を起こして右足に粉砕骨折の重傷を負い、ベッドでの生活が長く続き、ゴルフどころか歩くことすらできなかった。
ウッズにとって今大会が1年5カ月ぶりのツアー復帰。足をかばうようなラウンドは時折顔をしかめるシーンも見られた。それでも過去5勝とコースの隅々まで知り尽くしている。この日は6ボギーをたたくも、チャンスを生かして4バーディーを奪い耐えた。
「まだ優勝のチャンスは十分にある。明日はビッグデーになるだろう。コースコンディションは寒く、風も強くタフになる。それは私にとって慣れたマスターズであり、有利だ」(ウッズ)
優勝争いに絡まなくても、パトロンを熱狂させるウッズはマスターズの主役だ。