ブラジル戦での違和感 森保監督と「欧州のスタンダード」は大きくかけ離れている
大きな違和感を禁じ得なかった。
森保ジャパンが世界ランキング1位の王国ブラジルと対戦した。スコアは、僅差の0-1。各メディアは「大善戦」「W杯仕様手応え」といった論調で報じた。とんでもない話ではないか──。
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最少失点に抑えたとはいえ、守備陣はPAの外でファウルで止めるしか方策はなく、たまにボールを奪っても相手ゴール前には近づけず、シュートは4本(ブラジル18本)にとどまった。
日本が「守り倒して失点を少なくする」ためにブラジルと戦ったのなら「よく頑張りました」と褒めてもいい。だが、カタールW杯でドイツやスペイン相手に勝ち点を奪って初の8強以上を目指すのなら、森保監督は攻撃の具体的な手だてを選手に提示し、チーム力を強化する必要がある。