パラグアイ戦で「持ち味を最大限に発揮しよう」とした控え組を評価したい
「日本代表の控え組もなかなかやるじゃないか」
そう思ったファンも多かったのではないか。
2日のパラグアイ戦に先発したメンバーで、W杯最終予選時のレギュラー組のスタメンはCBの吉田、アンカーのMF遠藤の2人だけ。後半から投入された6選手も全員が控え組だった。
カタールに向けて誰が生き残るか、し烈なサバイバルレースの幕開けとなった試合で感心したのは「誰もが自分自身の持ち味を最大限に発揮しようとしていた」ことだ。
1トップの浅野はスピードを武器に前半36分の好機を逃さず、GKの動きを冷静に見ながらループシュートを決めた。
右サイドアタッカーで先発したFW堂安は、最終予選に入ると「交代出場2試合」「ベンチ4試合」「招集外4試合」と控えに回され、相当に悔しい思いをしたはずだ。
ボールを受けると着実にキープし、何度も何度もアグレッシブに攻め立てた。残念ながらボールをロストする場面も散見され、後半25分にはPKを外してしまった。