渋野日向子は残念だったが…海外メジャー2連戦を経験した西郷真央の今後が楽しみ
全米女子オープン(44位)からそのまま米国にとどまり全米女子プロに出場した西郷真央は30位。4日間戦い抜いたメジャー2連戦は大きな収穫になったはずです。ショットは曲がらず、アイアンやアプローチも問題がなく海外でもちゃんと戦えるゴルフができています。
しいて課題を挙げるのならグリーンの違いに悩んだことでしょう。
日本のグリーンは傾斜なりにボールが曲がり、ラインが読みやすい。しかし海外は芝質も違ってボールが弾んだり、カップ際で転がりが変わるなど1メートルの短いパットでもラインが読みづらい。日本と違うゴルフ場で戦ったのはいい経験になったといえます。初日、2日目の予選ラウンドは雨が降って風は吹かず、グリーンはボールが止まりやすかった。ところが決勝ラウンドに入ると一転風が吹き出して、グリーンのスピードも速くなった。そんな状況の変化にも西郷は対応できていました。
彼女はよかったこと、悪かったことを自己分析でき、これから何をすべきか明確に言葉に出すことができます。
今後は4日間戦うだけではなく、最終日に最終組の3、4組前でプレーし、ベスト10に入るなど優勝争いに加わることが求められます。すると、勝つためには何が足りないのか、勝つ人はどういうプレーをしているのかがより明確にわかります。