日本代表ドイツ遠征“W杯メンバー最終選考テスト”で見えた3つの課題と解決策
デュエル王・遠藤のワン・ボランチよりも…
3つめは「守備的MF=ボランチは何人がベストか」である。
森保監督は、W杯アジア最終予選の途中から4-2-3-1の布陣を4-3-3に変更。MFの3選手を逆三角形に配し、ボランチをドイツのデュエル王・遠藤航一人に任せた。
この布陣変更が奏功して、W杯行きのチケットを手にすることができた。
ところが、9月のドイツ遠征で森保監督は4-2-3-1に戻し、遠藤とポルトガル強豪スポルティング所属の守田英正のボランチ2枚でアメリカ戦に臨み、DFとの連係もスムーズにいってシュート3本・枠内0本に抑えることに成功した。
「ドイツの圧倒的な攻撃力を考えるに、遠藤ひとりのワン・ボランチでは、遠藤の左右のスペースを突かれてピンチを招くことになるでしょう。守田は7月にスポルティングに移籍し、強度の高いプレーでボランチとしての仕事をこなしつつ、好機とみると攻撃に参加してチャンスを構築している。遠藤と守田のダブル・ボランチが最適でしょう」
ご参考あれ。