ヤクルト・石川雅規“監督候補”が42歳で手にした「日本S史上最年長黒星」の勲章
持ち味をいかんなく発揮した。
ヤクルトのベテラン左腕、石川雅規(42)が26日のシリーズ第4戦に先発して5回を2安打1失点。打線の援護に恵まれず、史上最年長となる42歳9カ月での日本シリーズ勝利こそ逃したものの、コーナーを丁寧に突く投球でオリックス打線を手玉に取った。
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「この日も直球のMAXは134キロ。変化球を巧みに織り交ぜ、それを140キロにも145キロにも見せる技術がある。初回に二塁打と連続四球で2死満塁のピンチを招いて6番の杉本を打席に迎えた場面。シンカーと真っすぐを内外角に投げ分け、最後は132キロの内角真っすぐで空振り三振に仕留めた。老獪な石川の真骨頂でした。5四死球と珍しく制球に苦しみましたが、それも慎重さの表れ。結果的にわずか2安打1失点にまとめるのですから、オリックス打線の不振を差し引いても、文句のつけようがありません」(評論家の橋本清氏)