ヤクルト・石川雅規“監督候補”が42歳で手にした「日本S史上最年長黒星」の勲章
■まだまだ続く200勝への挑戦
今季は16試合に登板して6勝4敗、防御率4.50。目標とする200勝まで残り17勝となっている。年齢を考えれば達成は微妙だが、「球団は本人が燃え尽きるまでバックアップする方針。つまり、引退は石川本人が決めるということです。これまでの貢献度もさることながら、野球に取り組む姿勢、人間的にも申し分ない。将来の監督就任が確実視されている幹部候補生ですから、最後まで面倒を見るのは間違いありません」とは、球団OBだ。
最年長白星記録の代わりに、1950年の若林忠志(毎日)が持っていた最年長黒星記録を72年ぶりに更新した石川。それも勲章だ。
試合後の高津監督は「5四死球は、ちょっと怖がっている部分と丁寧にいく部分と紙一重だけど、ストライクとボールがハッキリしていた部分はあったかな。まあまあだと思います」とやや手厳しかったが、身長167センチの「小さな大投手」の挑戦はまだ続く。