スイスなど「3カ国連合」が2030冬季五輪に意欲…札幌に強敵出現で「招致断念」ダメ押し
「IOC(国際オリンピック委員会)は今年5月に予定していた開催地決定を先延ばしし、無期限延期状態にしています。東京五輪をめぐる汚職や談合事件の実態解明には相当な時間を要する。渦中の日本での開催を決めるのはリスクが大きいと考えているのでしょう。今回、バレー州などはIOCにとって“救世主”になる可能性がある。ただ、第1回大会の開催地・シャモニーの名が挙がるのは驚きです。近代五輪の父・クーベルタン男爵は冬季五輪に反対していた。そうした中、フランスがシャモニー開催をゴリ押しした経緯があり、今もIOC内には冬季五輪への反対論が根強い。札幌をはじき、シャモニー開催とする30年大会を機に、冬季五輪のあり方そのものを見直すつもりではないか」
札幌の勝算はどんどんなくなっている。