藤浪を見限るのも早い?「マネー・ボール」を体現したB・ビーン氏のドライな選手評価指標

公開日: 更新日:

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。

「『マネー・ボール』の中でも描かれていますが、GM時代はチームがふるわないと、自らクラブハウスに足を運び、バットを振り回して物に当たり散らすなど、激情家として知られています。実績を評価されてレッドソックスなど資金力豊富な球団から好条件でヘッドハンティングの声がかかりながら、アスレチックスにとどまっているのは限られた予算での運営をやりがいにしているからでしょう。上級副社長を経て現在はオーナー付シニアアドバイザーを務めていますが、依然として編成に関する権限を持っています」

 GM時代はシーズン中でも大幅なトレードを敢行。前半戦の結果によってプレーオフ進出の可否を判断して、大胆な選手の入れ替えを行い、前後半で選手の顔ぶれががらりと変わるのは珍しくない。

「これまで選手がピークに達する前に放出するというドライな方針を貫いてきた。選手の見極めは当然、シビアで見限るのも早い。藤浪も早々と結果を残せないようでは、ビーン氏を筆頭としたフロントに『メジャー失格』の烙印を押されかねません」とは前出の友成氏だ。

【連載】アスレチックス藤浪晋太郎 生かすか殺すかこの3人

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」