ダルはチャーター機で宮崎入りも…スター選手の自家用ジェット操縦が歓迎されないワケ
メジャーのスター選手の中にはパイロット免許を取得して、自ら操縦かんを握る者もいる。その代表格が18年にMVPになったドジャースのベッツだ。ベッツが自家用ジェットの操縦を始めたのは19年まで所属したレッドソックス時代のことで、17年のオールスター(マイアミ)の移動は遠征先のタンパベイから敵のエース、アーチャーを同乗させて開催地に向けて飛び立ち、操縦かんを握る自分の姿をSNS上で公開した。
■悲しい事故も…
どの球団も主力選手が自家用機を操縦することを苦々しく思っている。なぜならヤンキースの正捕手で主砲だったマンソンが1979年8月、操縦ミスで墜落死。06年10月には先発投手のライドルが操縦ミスでマンハッタンのビルに衝突する事故で命を落としているからだ。
それでも主力選手の機嫌を損なうことを恐れ、各球団とも渋々、容認しているのが現状だ。