日本ハム清宮は「素直な子」ゆえ長く伸び悩み…稲葉GMが期待を寄せる“中田翔への道”
どういうことか。
「翔はプロ入り前は足を上げる打撃フォームだったのに、プロ入り後は足を上げない打ち方になっていた。でも、結果が出ない。そこで『やっぱり足を上げた方がいい』ということで、福良コーチ(現オリックスGM)と毎日バットを振り込んでいた。僕も当時は現役だったから、その光景をよく見ていました。野球選手にとって高校時代のフォームは根っこ、軸なんです。そこを突き詰め、工夫しながらプロでも通用するものをつくり上げる。僕も実際、高校時代の打撃フォームが根本にありましたから。清宮に関しても、彼の高校時代の映像を何度も繰り返し見ながら指導しています」
中田もレギュラーに定着したのはプロ4年目の11年。昨7日のロッテ戦は4タコも、オープン戦5試合で2本塁打、4打点。このまま順調に成長し、先輩と同じ道をたどれるか。