大谷「調整途上」で164キロの反動 3.31開幕戦から中5日の“激務”ローテが待ち受ける
投打にフル回転だったのが大会MVPを獲得した大谷翔平(28=エンゼルス)だ。
投げては計3試合で2勝1セーブ、防御率1.86。打っては全7試合に3番打者として出場して23打数10安打の打率.435、1本塁打、8打点。
米国との決勝では1点リードの九回、メジャー移籍後初となるリリーフでマウンドに登り、準々決勝と同じ164キロをマークした。
■開幕前からエンジン全開
大谷の自己最速は日本ハム時代の2016年にクライマックスシリーズでマークした165キロ。メジャー移籍後は昨年9月のアストロズ戦の163.2キロ。「調整の延長線上」(本人)にもかかわらず、これだけの速球を投げたのだ。
大谷は自身のコンディションに関して「これまでで最もいい」と話している。オフの筋力トレーニングによって、特に下半身はさらに強靱になったとも。とはいえ、調整段階からメジャー移籍後一度も経験のないリリーフをこなし、なおかつ移籍後は自己最速となる速球を投げた反動はないか。