渋野日向子が昨年「ズタボロにされた」会場で予選通過 脱“プチン”へ必要な頭の切り替え
昨年の今大会も会場は違えど、ポアナ芝のグリーンだった。そこで畑岡奈紗(24)は通算15アンダーで優勝。今年も2日目が終わって首位に1打差の通算9アンダー3位につけている。インパクトの強さを変えたり、狙ったところへしっかり打ち出すなど、攻略法はあるはずだ。
■不安定さは渋野の魅力でもあるが…
技術以外の問題もある。プレー中に「プチンとなる」のは渋野の欠点だ。「感情の起伏が激しく、喜んだり、悔しがったり、がっかりしたりが表情に出る。いわゆる『わかりやすい選手』です。この手のゴルファーは気分が乗っているときはバーディーを量産するものの、ミスした時の気持ちの切り替えが下手。それがボギー連発やスコアを崩す原因となる。ある男子プロは『気持ちの切り替えはメンタル面だけでなく、頭を切り替えることでもある』と言ってます」(ツアー関係者)
渋野と対照的なのが古江彩佳(22)だ。今大会は予選落ちだったが、バーディーを取ってもボギーを打っても表情は変らず、常に淡々とプレーする。見ている側からすれば面白みに欠けるが、目の前の一打に集中するゴルファーというのは、本来そういうもの。結果に一喜一憂しない。