巨人は進んで自滅の道を歩んでいる チーム状態が悪い時ほどディフェンス重視だ
これでは、Bクラス脱出は難しい。
20日現在、6勝11敗で5位に沈む巨人のことだ。チーム防御率はリーグワーストの3.06。打線は安打が出ても、効果的な点につながらない。なんとかしようと、原監督は先発メンバーを日替わりで起用しているのだが、これがドツボにはまっている原因だと私は見ている。
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遊撃に新人の門脇、二塁に高卒3年目の中山を起用した18日のDeNA戦で守備の乱れから手痛い失点を喫したが、16日の中日戦でもこんなことがあった。
初回に1点を失った後の1死一、三塁。巨人先発の赤星は、5番の細川は三ゴロに打ち取った。5-4-3の併殺でチェンジとなるところを、打者走者の細川が一塁に残った。二塁手・中山の送球がやや遅れたためだ。本来、二塁のレギュラーを務めているはずの吉川が守っていれば、併殺は完成していた。打ち取ったと思った当たりがセーフになる、併殺だと思った打球がそうはならない。実はこれが投手にとっては最もガックリくるもので、2死一塁にはなったものの、赤星はたまらんだろうなと見ていたら、案の定、そこから3連打を浴び計4点を失った。