日本ハムの高給取り助っ人が働かないウラ側…ガントに続きポンセも一時帰国で波紋広がる

公開日: 更新日:

 大金をドブに捨てたようなものだ。

 日本ハムは27日、先発右腕でチームトップの高給取りであるポンセ(29=年俸1億8000万円)が左大腿四頭筋腱付着部部分断裂のリハビリのために一時帰国することを発表した。さる22日は右腕のガント(30)が右肘の検査と治療を目的に、再来日未定の帰国をしたばかり。相次ぐ助っ人の帰国がファンの間に波紋を広げている。

 今季2年目の2人は、球団が新球場元年に花を添えるため、珍しく大枚をはたいて獲得した選手だった。しかし、ポンセは年俸1億円だった昨季こそ14試合で3勝5敗、防御率3.35と一定の成績を残したが、ガントは年俸2億4000万円だった昨季から一軍登板はゼロだ。

 振り返ると、昨季限りで退団したヌニエスにしても、年俸1億8000万円プラス出来高で入団しながら、63試合で打率.174、4本塁打。高給取りの3人はほとんど機能していない。

「その要因のひとつとして、ハングリー精神の欠如が挙げられます。メジャーで24勝して7億円近く稼いでいたガントは、日本に骨休めに来た可能性がある。パイレーツで5試合しか先発していないポンセに1億円は払い過ぎ。まだ29歳と若いだけに決してムリをせず、ゆくゆくはメジャーに復帰するつもりでしょう。ヌニエスは19年にメジャーで31本塁打を打ちながら、通算6年間で2億強しか稼いでいません。本来なら買いたたけるのに、2億円近い年俸を払ったら甘えも出ますよ」(米特派員のひとり)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」