ヤクルト主砲・村上宗隆の復調を手放しでは喜べない燕投手陣崩壊の深刻度

公開日: 更新日:

 ヤクルトが壮絶な打撃戦を制した。

 両軍合わせて11本もの本塁打が乱れ飛んだ5日のDeNA戦。8-9と1点ビハインドの九回2死から8番・長岡のサヨナラ2ランで劇的勝利を飾ったヤクルトは、三回には4番・村上の2試合連続となる4号2ランも飛び出した。

「一昨日から感覚的にいいものがある」

 とは、村上。主砲の復調気配は頼もしいが、高津監督は喜んでばかりもいられない。

 4月22日の時点で12球団で唯一の1点台となる1.89だったチーム防御率がその後、悪化の一途なのだ。7失点で巨人に敗れた先月23日の試合から、この日までの11試合で計67失点。1試合平均6.1点の大乱調で、チーム防御率は3.28まで急降下している。

 V3を狙うヤクルトは借金2の4位。高津監督の我慢が続く。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」