ヤクルト主砲・村上宗隆の復調を手放しでは喜べない燕投手陣崩壊の深刻度
ヤクルトが壮絶な打撃戦を制した。
両軍合わせて11本もの本塁打が乱れ飛んだ5日のDeNA戦。8-9と1点ビハインドの九回2死から8番・長岡のサヨナラ2ランで劇的勝利を飾ったヤクルトは、三回には4番・村上の2試合連続となる4号2ランも飛び出した。
「一昨日から感覚的にいいものがある」
とは、村上。主砲の復調気配は頼もしいが、高津監督は喜んでばかりもいられない。
4月22日の時点で12球団で唯一の1点台となる1.89だったチーム防御率がその後、悪化の一途なのだ。7失点で巨人に敗れた先月23日の試合から、この日までの11試合で計67失点。1試合平均6.1点の大乱調で、チーム防御率は3.28まで急降下している。
V3を狙うヤクルトは借金2の4位。高津監督の我慢が続く。