「顔、表情が暗い…」大不振の阪神・佐藤輝明に近大の恩師がマインドチェンジのススメ

公開日: 更新日:

「ブラウン管越しに見てますと、顔、表情が暗いなと思いますね」

 こう話すのは、阪神佐藤輝明(24)の恩師である近大の田中秀昌監督だ。

 今季は自慢のパワーが鳴りを潜め、ここまで打率.167、0本塁打、1打点。2試合連続スタメン落ちとなった14日のDeNA戦は六回の守備から途中出場し1安打をマークしたが、本調子には程遠い。

 教え子の異変を恩師はどう見ているのか。田中監督は技術的な問題よりもむしろ、試合中の表情や立ち居振る舞いが気になるという。

「結果がすべての世界だし、試合では投手、捕手との読み合いもある。本人が一番苦しいんだろうし、現状を素直に受け止めてやるしかないですが、やれることはあると思います」と、田中監督がこう続ける。

「もっと明るく、声を出して、スタメンを外されても気持ちを切らさずやってほしいなと。彼の性格上、なかなか自分から前に出てというのは難しいかもしれませんが、自分で選んだ道。ここらあたりで大きく性格というか、考え方を変えることを試みてもいいかもしれません。暗い表情をしていたら、岡田監督としても使いづらくなるんじゃないかなと思いますね。一流選手というのは、ベンチでの立ち居振る舞いが素晴らしいですよね。WBCでの大谷翔平選手(エンゼルス)もベンチの最前列に立って味方を鼓舞し、ヤクルトでも村上宗隆選手が高津監督の前で常に声を出していますよね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」