ヨネックスLはわずか27H「歴史的超短期決戦」の笑止…日本女子プロゴルフ協会の大甘体質
「翌週の大会が米本土から遠いアジアや英国での開催なら、選手の移動を考慮して短縮になるケースは過去にはありました。ですが3日間大会なら、月曜日まで延長しても必ず54ホール消化を目指して関係者全員が一丸となって努力します。それに日没まで1ホールでも2ホールでもプレーが可能なら何時間でもクラブハウスに選手を待機させる。女子プロもジュニア時代から経験しており慣れています。スケジュールが大幅に遅れても予選ラウンドが終了すれば、5分でペアリングを替えてすぐに決勝ラウンドをスタートさせるなど、スタッフの対応もスピーディー。だから予選ギリギリで通過した選手が、そのまますぐに最終ラウンドに向かうのも普通です。ヨネックスも、最終ラウンドまで選手を1時間も待たせず、すぐにスタートさせればセカンドカットなしで日没まで36ホールは消化できたでしょう。試合再開までじっと待ち続け、3日間54ホール、4日間72ホールが当然という認識のLPGAツアーだからこそ、女子プロは忍耐強く、粘るプレーにつながるわけです」
■勝った選手も複雑な心境に
ところが日本では、勝った選手も「短縮試合だから」と勝利を素直に喜べず、モヤモヤした気持ちを引きずることがある。いずれにしても試合を手っ取り早くしまう日本女子プロゴルフ協会は、身内の女子プロを甘やかしているだけだ。