勝利至上主義は否定しないが私は違う…大阪の有望中学生を紹介されても「結構です」
そんな気持ちを再確認したのは、2019年夏の甲子園でした。
春夏通じて初出場した国内屈指の豪雪地帯にある公立校・飯山(長野)の初戦となった仙台育英(宮城)戦です。
飯山は試合に1-20で敗れましたが、必死に戦う姿に強く胸を打たれた。テレビ観戦していた私は涙があふれてきて、手がちぎれそうになるくらい大拍手を送り続けました。主役である選手たちが地元の仲間と大舞台への切符をつかみ取り、大観衆の前で地元の看板を背負って戦う。それが私にとっての高校野球なのです。
今の専大松戸は私立校ですが、野球部には自宅から通える生徒しかいません。
時おり中学野球の指導者から「大阪にいい子がいるんですけど……」と紹介されても、最後まで聞き終わらないうちに「結構です」と即答しています。ついでに言うと、甲子園だけが目的の生徒を預かるのも遠慮したいです。
専大松戸には寮がありません。もし、学校側から寮の設置を提案されても、絶対にお断りするつもり。もっとも、我が高校は理事長をはじめ、学校関係者にもそんなつもりはないと信じています。