著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【we can't put anything past Ohtani】「大谷ならやりかねない」2度目のMVP受賞

公開日: 更新日:

 今季も投打でタイトルを狙える成績を残している大谷翔平。米メディアの多くは早くも、「今季のMVPは確実」と予想している。エンゼルス専門メディア「Halos Today」のノア・カムラ記者もそのひとりだ。MVPとなれば、2021年に続く2度目の受賞だが、「we can't put anything past Ohtani(大谷ならやりかねない)」と書いている。

 これを直訳すると、「大谷の前には何も置くことができない」と分かりにくいが、この表現はイディオム、つまり慣用句である。

 このフレーズは特に、肯定の意味でも、否定の意味でも使える。

 例えば、「I wouldn't put it past him(her)」は「彼(彼女)ならやりかねない」。最後に動詞を加えて、「I wouldn't put it past them to divorce」とすれば、「彼らなら離婚しかねない」となる。

 5月上旬に開催された日本の女子ゴルフツアーのサロンパスカップ3日目で韓国の申ジエがホールインワンを達成した。これも、「we can't put it past Jiyai Shin(申ジエならやりかねない)」と描写できる。

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