大谷翔平が打率.306でリーグ3位に 打撃三冠獲得は「脚力」がカギ、内野安打の量産次第
仮に長打が出なくても…
投打の二刀流をこなしているだけに、レギュラーシーズン終盤は疲労がピークに達するうえに、今季は満身創痍でグラウンドに立ち続けている。
さらにエ軍は8月下旬から9月にかけて、メッツのシティーフィールド(ニューヨーク)、アスレチックスのオークランドコロシアム、マリナーズのT-モバイルパーク(シアトル)、レイズのトロピカーナフィールド(セントピーターズバーグ)など比較的、本塁打が出にくい球場での試合が少なくない。
今後は球場の特性にも足を引っ張られ、打撃の調子が下降線をたどりかねないとはいえ、仮に長打が出なくても、平凡な当たりを内野安打にする脚力があるだけに打率を稼ぐのは十分に可能だ。
内野安打といえば、現役時代、「安打製造機」の異名をとったイチローはシーズン最多安打記録の262安打を放った04年の内野安打が57本でリーグダントツだった。
足にスランプはない。イチローほどではないにしろ、首位打者獲得は内野安打の量産がカギになりそうだ。