専大松戸・平野大地を直撃! 夏の甲子園で投げなかった「世代ナンバーワン右腕」の心境
投げないエース──。今夏の甲子園でこう呼ばれたのが専大松戸(千葉)の平野大地だ。
春のセンバツでは最速151キロの直球を武器に2完投、チームの8強入りに貢献した。「世代ナンバーワン右腕」の呼び声も高かったが、今夏は千葉大会の決勝も甲子園も、一度もマウンドに上がらないまま終わった。一時はプロ入りを表明していたものの、夏の大会終了後は一転。「今の力では到底戦えないと思う」と、大学進学を示唆した平野を直撃した。
──まだ期限内だがプロ志望届は出すつもりはない?
「はい。大学に進学することを決めました。高校から投手を始めたので、その経験の少なさを感じる部分があって。経験を積んでからプロに挑戦する意味でも、大学に進む方がいいなと」
──甲子園で投げさせてもらえなかったことを振り返って。
「それは自分の練習不足だったり、実力不足だったので。投げたい気持ちはありましたけど、野球はチームスポーツ。チームの勝利が一番なので、そこを考えて(起用しないというのが)監督さんの判断なので。自分からなんとかとか、というのはありません。大学に進んで、もう一回、力をつけて……と自分は前向きにとらえています」