大谷翔平まさかの“渋チン球団”レイズ移籍? 二刀流獲得と新球場建設で市場価値の高騰狙い
レイズを巡っては今年7月、投資家グループから球団の身売りを持ち掛けられており、当時の地元メディアなどの報道によれば、売却額は約10億8500万ドル(約1600億円)。毎年のようにア・リーグ東地区で結果を残しながら昨年、身売りに動いたエンゼルスの市場価格約4480億円の足元にも及ばない。
今季のレイズは1試合平均観客動員数が1万7781人で、メジャー27位。本拠地トロピカーナフィールドで行われた先のレンジャーズとのワイルドカードゲーム初戦の観客動員は1万9704人で、ポストシーズンでは1919年のワールドシリーズ第7戦(レッズ対ホワイトソックス)の1万3923人に次いで少なかった(コロナ禍の20年を除く)。興行面では苦戦が続いているものの、今年9月にはフロリダ州セントピーターズ市が総工費約1885億円を負担し、開閉式のドーム球場(28年開場予定)を建設することで合意したばかり。
スチュワート・スターンバーグ・オーナーは新球場建設に加え、メジャーで唯一無二の二刀流で多額の利益をもたらす大谷を獲得することによって、球団の付加価値を上げ、投資家への売却額のつり上げを狙っているともっぱらだ。