原体制下で繰り返された育成制度の悪用…甘い言葉と敬意欠く契約、アマもプロも総スカン

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 育成指名から一軍の戦力になった若手は、21年育成6位の菊地大稀(24=桐蔭横浜大)、昨年同1位の松井颯(23=明星大)くらい。2投手はいずれも大卒である。第3次原政権が指名した育成は37人だから、一軍台頭率は、およそ20人に1人の確率でしかないことになる。

 プロからも嫌われる。昨オフに西武からオリックス移籍を選んだ森友哉(28)ら、近年の巨人FA戦線で惨敗が続いている。

「4年総額8億円の契約でFA入団した梶谷が、腰、左膝の手術を受けた後に育成契約となった。『敬意を欠く契約』と他球団の大物から見向きもされなくなっています」(球界関係者)

 アマからもプロからも総スカン。これも全権政権のひずみである。 =つづく

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