岡田阪神が警戒する広島の「敵愾心」…今季15勝9敗と圧倒も“舌戦”が火をつけた?
阪神の岡田監督が13日、「クライマックスシリーズ・セ」の共同記者会見に出席。CSファーストステージを戦う2位広島、3位DeNAについて言及した。
中でも岡田監督が警戒したのが広島だ。
「本当に隙がなく、タイガースと似てる。広島のブルペン陣は後半、すごく充実した印象をすごく受けてます」
今季の対広島戦は15勝9敗1分けと圧倒。むしろDeNAに13勝12敗と苦戦したが、「しぶとさで言えばDeNAより広島の方が上。岡田監督が言うように、投手陣が揃う広島とは接戦が予想される。1点差以内の試合に限れば阪神は広島に4勝3敗1分けとほぼ互角。公式戦終了からのインターバルがあり、打線が湿れば簡単には勝てない。まして8月、岡田監督が『新井(監督)を激励せなあかん。顔色が悪くなってそうやから』とジョーク交じりで話したことを面白くないと思った広島関係者は少なくなかった」とは、阪神OBだ。
その広島はこの日、今月26日のドラフト会議で常広(投手=青学大)の1位指名を公言。岡田監督が先日、「(1位は公言したら)おもろない」と話した直後の公言はあくまで偶然だろうが、グラウンド内外で戦いは始まっている。