阪神38年ぶり日本一を託された村上頌樹「驚異の勝ち運」 高校・大学・プロでV請負人に
とにかく「優勝」の2文字に縁がある。
阪神が3勝2敗と王手をかけて臨む4日の日本シリーズ第6戦。チームとファンの悲願、38年ぶり2度目となる日本一を託された先発の村上頌樹(25)だ。ドラフト5位で入団してから3年目の今季、防御率1.75でタイトルを獲得するなど10勝6敗で一気に虎のエースに躍り出た新星は、ピカピカの球歴を誇る。
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奈良の智弁学園では、3年時に春の甲子園で優勝。全5試合をひとりで投げ抜き、高松商との決勝でサヨナラ二塁打まで放った。これが、強豪・智弁学園の春夏通じて初の甲子園制覇だった。
「進学した東洋大でも、勝ち運を発揮しました。入学した17年春にいきなり12季ぶりの優勝。そこから東洋大の黄金時代が始まった。コロナや故障があった4年時を除き、大学3年間で春3連覇を含む春と秋で4度のリーグ制覇ですから。2学年上に甲斐野(現ソフトバンク)、上茶谷(現DeNA)、梅津(現中日)らのちにプロ入りした先輩が6人もいるなどメンバーに恵まれたとはいえ、阪神に入ってからも『優勝請負人』と言っていい結果を残してるでしょ」