FA大谷翔平との再契約へエンゼルス逆襲! 新監督とブルペン補強で「ヒリヒリする9月」実現
エンゼルスからFAになった大谷翔平(29)の移籍先として本命視されているのがドジャースだ。
ヤンキースと並んで資金力豊富なうえに、今季まで11年連続でポストシーズン進出を果たしていることから、米メディアの多くが大谷の新天地にフィットすると予想しているのだ。
ド軍は通算315本塁打でDHのJ・D・マルティネス(36=今季打率.271、33本塁打、103打点)との再契約を見送り、来季は打者専念の大谷の受け入れ態勢も整えた。
とはいえ、独占交渉期間中に再契約に至らなかったエンゼルスも手をこまねいているわけではない。
■新監督は今週中に決定の予定
エ軍は大谷が熱望する「ヒリヒリする9月」を実現させるためのチーム強化に着手している。
まずはレギュラーシーズン終了後、フィル・ネビン監督を解任。大谷が入団した2018年以降だけで、4人の指揮官をクビにしているだけに、新監督の人選には慎重を期している。後任には最優秀監督賞4度の名将バック・ショーウォルター前メッツ監督、ロン・ワシントン元レンジャーズ監督ら複数の候補者の名前が挙がっていて、彼らと面談を重ねてきた。MLBネットワークによれば、エ軍は今週末までに新監督を決定するという。
新指揮官に加えて戦力の上積みにも着手する。今季、エ軍は大谷以外の投手陣が崩壊状態だった。中でもリリーフ陣は防御率4.88(リーグ12位)と安定感に欠けたうえ、セーブ失敗も28回(同6位)と足を引っ張った。