山川穂高はFA宣言するか否か…西武の「単年提示」は言外に移籍を勧める“二段構え”の親心
西武の渡辺GMはエース・髙橋光成のポスティングを認めなかったことについて、「行かせてやりたい親心もあるが……」と話した。ならば、山川穂高(31)への対応もまた親心だろう。
国内FA権を取得した主砲に、球団は驚きの1年契約を提示。確かに世間を騒がせた女性トラブルで球団が迷惑を被ったのは事実だが、まるで「嫌なら出て行け」と言わんばかりである。
「西武は単年契約に加え、年俸も現在の2億7000万円からダウン提示をしたようです。無期限出場停止処分で今季出場はたった17試合。好条件を提示できないのも無理はない。しかし、これで山川がFA宣言を決断しやすくなったのも事実です。山川はネットの反応などもチェックしていると話していた。西武ファンの中にはSNSなどで山川に拒否反応を示している者も多く、義理や贖罪で残留しても針のムシロとなりかねない。ならば、求められて行くFA移籍の方が本人のためでもある。西武はそれも踏まえて、言外に移籍を勧めているのではないか」(球団OB)
もちろん、すんなりとFA移籍できるとは限らない。女性トラブルで印象が悪い上に、年俸2億7000万円のAランク。それなり以上の資金力がある球団でなければ手を出せず、人的補償で有望な選手を取られる危険性もある。獲得するにはリスクが大きい。