DeNA2位・松本凌人の父親は元競輪S級選手 教育方針は「泣くほど練習したんか?」
進学先の名城大では1年秋から頭角を現し、ついには「大学ナンバーワンサイド」と呼ばれ、プロから声がかかるまでに成長した。
飛躍を遂げた4年間。そこで自立心も培われた。
「名城大の寮生活の食事に衝撃を受けたみたいです。『晩ご飯でパスタだけ、ラーメンだけなんてことあるの!?』と(※松本家の食卓には久さんに合わせた食事が並んでいた)。足りない栄養を補うために自分で勉強して自炊に挑戦していました。体に取り入れる物へのこだわりが強くて、長男から焼き肉に連れて行ってもらった時には『ホルモンって脂が多いからなぁ』なんてボヤいたみたいです。長男は少しヘコんでいました(苦笑)」
と美津子さん。近頃は両親に感謝の思いを伝えることが増えていると、こう続ける。
「凌人は『お父さんから褒められた記憶がないんやけど!』と言いながらも、『そのおかげでプロに行けた』と。食事や就寝時間のルールも『体をつくるために一番大切なこと。今があるのはあの日々のおかげ』と言ってくれています。ちなみに、今でも我が家は18時に晩ご飯を食べるし、夫は22時には眠っています。先日の夜、凌人が久々に帰ってきた時も、夫はそれを待たずに布団に入っていました(笑)」