今季はトレード活性化の予感…早くもあがる「セ球団32歳右腕」と「パ球団GG賞野手」
2024年のトレード第一弾は、巨人と日本ハムだった。
先日、巨人の若林晃弘(30)と日本ハムの郡拓也(25)のトレードが決まり、昨12日には両選手が新しいユニホーム姿で入団会見に臨んだ。
「これはあくまで序章です」と、西日本の球団のフロント関係者がこう続ける。
「キャンプ中には、捕手の梅野が故障離脱した阪神がパ球団に捕手獲得を打診しています。実現しなかったものも含めて、すでに複数球団がトレードに動いています。昨年は開幕前に1件、開幕後からトレード期限の7月末までに5件成立した。オフの現役ドラフトで各球団が提出したリストに入った選手を中心に、今季もトレードが活発化しそうです」
各球団が注視している選手は複数いるという。
投手で名前が聞こえてくるのは、中日の福谷浩司(32)だ。中日OBが言う。
「中日は投手陣が揃っている上に、立浪監督の構想からも外れているともっぱら。昨オフはトレードや現役ドラフトでの移籍がウワサされていた。今季はキャンプ二軍スタートで、教育リーグは雨天中止の影響もあって1試合も投げていませんが、先発、リリーフ両方で実績があり、まだ老け込む年でもない。一昨年、昨年を合わせて一軍では19試合登板にとどまっているものの、若手時代に中継ぎで32ホールド、抑えでも19セーブをマーク。コロナ禍でシーズンが120試合に短縮された20年は先発として14試合で8勝2敗、防御率2.64の好成績を挙げました」