「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ
そしてESPNによる水原氏自身へのインタビューを手配したのも危機管理担当だ。しかもインタビューには大谷の広報担当も同席。そこで水原氏の口から2023年の初めには賭博の借金が400万ドルに膨れ上がったこと、助けを求められた大谷が借金を払うことに同意、数カ月にわたって8~9回、50万ドルずつ送金したことなどが公になった。
■危機管理担当も代理人も大問題になるという認識が欠如
この時点で大谷の代理人も危機管理担当も広報も、違法賭博の胴元への送金が大谷自身に及ぶ大問題になる認識が欠けていたことになる。
韓国でのパドレスとの開幕戦後、ドジャースはクラブハウスでミーティング。その場で水原氏は謝罪、自分はギャンブル依存症だと伝え、フリードマン編成本部長は大谷が水原氏の借金を肩代わりしたと話した。これも水原氏へのヒアリングがもとになったのだろう。
広報によれば、大谷がホテルに戻る途中、クラブハウスで何があったのかを聞き始めたことでようやく、本人が水原氏の話をまったく把握していなかったことに気付いたとか。大谷が自分の口座から不正にカネが引き出されていたことを知ったのも、そのタイミングだったという。