佐久間朱莉が高速グリーンで魅せて…国内メジャーであるか、ジャンボ尾崎門下生同士のV争い
「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」(茨城GC東C=6665ヤード・パー72)は初日から天候に恵まれていることが、選手を苦しめる一因になっている。
今大会は公式競技(国内メジャー)ということでコース難度が高い。象徴しているのがグリーンだ。初日から速さは14フィートを超え、2日目は14フィート2分の1。硬さを示すコンパクションは25。女子の大会でこの数値は珍しい。
首位に3打差の通算3アンダー8位タイの申ジエ(36)は、「このコンディションなら週末は厳しくなると思う」と言った。3日目からも強い日差しの好天予想のため、グリーンはさらに硬くなり、速さも増すと見ているのだろう。
そこで初優勝を狙うのが、通算5アンダー2位タイと好位置にいる佐久間朱莉(21)だ。
今の女子プロは古江彩佳(23)、西村優菜(23)、山下美夢有(22)に代表されるように、身長15センチそこそこの小柄な選手は飛距離が出るドローボールが持ち球。しかし、今季のドライビングディスタンス242.70ヤード(25位)で飛ばし屋ではない佐久間は155センチでも持ち球はフェードだ。