笹生優花の全米オープンVでパリ五輪女子代表争い熾烈!3週間後が天下分け目の戦いに
笹生優花(22)が大きな1勝を手にした。
日本時間3日に最終日を迎えた全米女子オープンを逆転で制し、2021年の同大会に続いて自身2度目のメジャータイトルを獲得。240万㌦(約3億7000万円)の優勝賞金もさることながら、本人が出場を熱望するパリ五輪切符もグッと手繰り寄せたのだ。
「パリ五輪の女子ゴルフは6月24日時点での世界ランキングで出場枠が決まり、現時点で日本は2枠となる可能性が高い。6月3日付で発表された最新ランキングで笹生が日本勢トップの6位に浮上。全米女子オープンで44位だった畑岡奈紗(25)が18位から19位に順位を落とした一方で、同大会で6位だった古江彩佳(24)は22位、山下美夢有(22)も25位で追う展開。笹生がメジャー制覇したことで大きくポイントを加算し、最新の世界ランキングで日本勢トップに立った。笹生が本命に躍り出た代表争いはさらに激しさを増しています」(ツアー関係者)
前回の21年東京五輪で惜しくも代表入りを逃した古江は、今大会でも「(笹生との)ポイント差を縮めないといけないと考えながら回った。今回は稼がれてしまったので、もう一回頑張るしかない」とライバル心をむき出しにする。東京五輪時には二重国籍でフィリピン代表として出場した笹生は、五輪後に日本国籍を取得。日本人として臨む初の五輪出場へこちらも強い意欲を持つ。