金丸&宗山 今秋ドラフト「投打の目玉」に異変…そろって故障&大学代表辞退でスカウトてんやわんや
新たな故障疑惑と伸びしろ
2月のオープン戦で右肩に死球を受け、肩甲骨を骨折。全治3カ月の診断を受け、3月には侍ジャパン入りしたものの、試合出場はかなわなかった。
当初は出場が絶望視されていた春のリーグ戦には5試合に出場したものの、打率.174と精彩を欠いた。明大の首脳陣は肩甲骨骨折に配慮し、春のリーグ戦は欠場させる方針だったが、宗山が出場を直訴するなど、一悶着あったという。
「最大の武器は鉄壁の守備力。宗山を取れたら遊撃は10年安泰、と言っても過言ではない。もうひとつの武器が体と精神力の強さ。広島・広陵高の1年夏からベンチ入りを果たし、明大進学後は1年時の2021年5月9日の法大戦からずっとスタメン出場してきた。が、今年5月11日の立大戦を欠場。連続スタメン出場試合が72でストップした。明大の田中監督は『上半身のコンディション不良』と多くを語らなかったが、それまで試合に出続けていたため、『別の箇所を故障したのではないか』と懸念する関係者もいます」(前出の放送関係者)
前出のスカウトも言う。
「この春の低迷は、故障の影響が大きいと思いますが、一方で選手としてはすでに完成されているため、今後の伸びしろを疑問視する声もある。大学ナンバーワン野手の座は、走攻守三拍子がそろう上に、故障歴もない青学大の外野手、西川に取って代わられるかもしれません。西川は今でこそ外野を守っていますが、もともとは内野をやっていた。内野手としての可能性もゼロではない。その点で、宗山よりも伸びしろを感じさせます」
投打の人気ナンバーワンに生じた異変……。巨人、阪神のみならず、12球団のドラフト戦略に大きな影響を及ぼしかねない。