なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持
「今どき、みんなかばい合って選手やコーチのミスをかばって、外づらをいい顔するという風潮の中で、唯一思ったことを言える監督だなと」
江本氏は評論家を務めるサンスポ(7日付)でも、球団歴代最多勝利を達成した岡田監督に「『監督らしい監督』という表現がピッタリ。これは、大監督・野村克也さんに通じる」と称賛した。
「実際、SNSのコメントを見ると、『甘いことを言っていたら人は育たない』『優しさも必要だが、厳しさも必要』『コーチもプロなのだから、判断力を求められて当然』などと、岡田監督を支持する声が少なくない。歴代勝利数は名将の域に入り、阪神監督としての実績はピカイチ。自ら日本一の阪神ファンを公言するなど、チーム愛もある。甲子園は連日の満員御礼で、1試合平均の観客動員数は12球団断然トップの4万1788人と、岡田野球に対する期待はしぼんでいない。一般社会で上司の立場にある中高年世代が、是々非々でチーム強化を進める岡田監督を支持しているのではないか」(放送関係者)
岡田批判が少ないのは、球団OBや在阪マスコミがおとなしいことも無関係ではない。阪神の監督にとって球団OBや在阪マスコミは、敵にも味方にもなる厄介な存在。彼らの「雑音」に足を引っ張られた監督は枚挙にいとまがない。