“弟”擁し「金農旋風」カムバック? 夏の甲子園出場時は「.667」の特異な数字
輝星の代は9人野球で横浜(神奈川)や近江(滋賀)ら強豪校を次から次へとなぎ倒し、準優勝を果たした。今の金足農は3年生右腕の花田(はなた)など、ベンチを含めた全員野球をモットーに掲げている。
「このまま1年前倒しで甲子園に出ることになれば、その存在は無視できませんよ」とは、アマ球界関係者。
「カナノウの夏は異常に勝率が高いのです。過去6度の出場で初戦敗退が3度ある一方、準優勝した18年は5勝、第一回カナノウ旋風を巻き起こした84年が4勝、95年も3勝している。トータルは12勝6敗、勝率.667。選手は伝統的に勝利時には体を反らして校歌を絶叫するなど、個々の選手は気合十分だし、勢いに乗ると手がつけられない、そんな学校であるのは間違いありません」
3回戦以降の戦いを注視しておいた方がいい。