大の里はライバルに“丸裸”にされていた!先場所Vの新関脇が連敗発進のナゾ解き

公開日: 更新日:

 稽古不足か、それとも……。

 新関脇の大の里(24)が初日から2連敗。15日は若元春に押し倒されて、背中から土俵に落ちた。

 先場所は史上最速となる入門から所要7場所での初優勝。故郷の石川県でパレードを行い、名古屋ではイベントに出演するなど、本人が「こんなに忙しいんだ」と驚くほど、土俵以外で多忙だった。稽古に影響があったとしても不思議はない。

 しかし、ある親方は「2連敗はそれだけが理由ではない」と、こう続ける。

「明らかに対戦相手に研究されている。左おっつけです。大の里は立ち合いで当たって、右手を差してから前に出る相撲が持ち味。しかし、初日の御嶽海は低い姿勢で当たると、左からのおっつけで右差しを封じた。この日の若元春も同じように、左おっつけで大の里の右腕をはね上げた。両者とも、いかに大の里に右を差させないかを徹底していた」

 大の里は取組後、「(相手のおっつけで)右が伸びてしまった」と話した。まだ大銀杏も結えていないチョンマゲ力士だが、その力はライバル力士も認めるところ。徹底的に研究され、対策を立てられていると言っていい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動