子供たちを伸ばす喜び 「僕は『下へ下へ』を目指して名コーチになるのも面白いかな」
代表仲間の動向に刺激を受けている。自身は、育成年代への興味と関心が高まっているという。
「子供たちを伸ばす喜びを感じるようになりましたね。実際、小学生の成長はメチャメチャ早いし、驚かされることも少なくない。多くの元選手が『上へ上へ』のカテゴリーを目指すスタンスだけど、僕は『下へ下へ』でも面白いのかな。もっと指導の勉強をしてから進むべき方向を決めたいです」と本音を吐露する。
現在、保持しているのはJFA公認A級ジェネラルというライセンス。
次は最上位のS級だけだ。今年は中村俊輔(横浜FCトップコーチ)や阿部勇樹(浦和ユースコーチ)らが受講中だが、誰でも受けられるというものではない。
昨今は100人近い応募者の中から、20人程度に絞られているという。
元日本代表クラスでも「継続的に現場指導に携わっていない」という理由で落とされるケースもあるようで、高いハードルを越える必要がある。
しかも年間60日以上の集中講習に参加しなければならず、Jクラブで1週間以上、海外クラブで2週間以上のインターンシップも必須。この時間的な問題も、やはりクリアしなければならない。