子供たちを伸ばす喜び 「僕は『下へ下へ』を目指して名コーチになるのも面白いかな」
「それでも近い将来にS級を取りたい」と熱望している。その上で最終的な身の振り方を決めることになるだろう。
いずれにせよ、日本以外で5カ国9クラブという類いまれな国際経験を持ち、幾多の修羅場をくぐってきた松井にしかできないことがあるはず。
ちゃめっ気たっぷりのキャラクターも含め、稀有な能力を生かせる場は必ずある。サッカー指導者という枠組みにとらわれることなく、幅広い角度から彼らしくサッカー界を盛り上げる--。
これからの松井に託されているタスクである。(おわり)