ソフトバンク「育てながら勝つ」に夏場の試練…小久保監督が漏らしていたキャンプの不安
「これまでの球団の補強や、藤本前監督時代の積み重ねもあるでしょう。もっか打率.324の柳町や、同.341の正木などは前監督も積極的に起用していた選手。今季の目立った新戦力は山川とウォーカーくらい。近藤や有原などこれまでに獲得した外様が活躍していますからね。モイネロと大津の先発転向も上手くハマった。結局、戦力があってペナントで結果を残せるから育成する余裕が生まれる。チーム運営に長けた小久保監督を起用したフロントの勝利です」
とはいえ、不安もある。昨秋キャンプと今春キャンプは球団主導で練習メニューが作られたが、「あまりの練習量の少なさに、小久保監督は『これじゃあ1年もたない』と危惧していた」(前出のOB)という。
前半戦は文句ナシの成績を残したが、体力勝負の夏場を夏場をどう乗り切るか。小久保監督はもちろん、フロントの手腕が問われそうだ。