男子バレーは「歴代1、2位を争うレベル」…絶対に負けられないアルゼンチンと今夜激突
「主力メンバーは東京五輪とほとんど変わりません。13年から米国代表の指揮を執るジョン・スパロー監督は、1次リーグで敗退した東京五輪の雪辱を果たすためにも、ベテラン選手とともに集大成として臨むでしょう」
今回のVNLファイナルラウンド(決勝トーナメント)は組み合わせと日程に恵まれたのも事実だ。日本と反対側のトーナメントに東京五輪金の仏、22年世界選手権1、2、3位のイタリア、ポーランド、ブラジルの強豪が集まり、日本側はスロベニア、アルゼンチンなど比較的、やりやすい相手ばかりだった。
VNLとは対照的に、五輪はシビアなスケジュールが組まれた。開会式翌日の27日9時(日本時間16時)にドイツとの競技開幕戦を行い、31日13時(同20時)にアルゼンチン戦、8月2日21時(同3日4時)の米国戦と続く。
「VNLなどの国際大会では、ここまで大きく試合時間が変動することはあまりありません。五輪では開始時間が異なるため、難しい調整を強いられます。ドイツとの初戦を午前中にこなした後、昼過ぎの2戦目に向けて調整したにもかかわらず、次の試合は夜に行われるのです。就寝時間は試合に合わせて変える必要が生じるなど、コンディションの管理が難しくなるはずです」
米国は午前の試合はなく、ドイツ戦のみ13時で、他の2試合は21時と恵まれている。試合スケジュールの差が1次リーグの明暗を分けそうだ。